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【大谷騒動】イッペイを追い詰めた米メディアESPN「調査報道記者」とは何者なのか?日本の忖度スポーツ紙とは大違い

writer Mari Adachi Editor-in-Chief of Beyond Media


MLB大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏による違法賭博問題をちょっと別の角度から取材しました。一連の報道をリードしていたのはアメリカの大手スポーツメディアESPN。そこにはあらゆる問題を深く、多角的に取材する「調査報道部門」というのがありました。日本のスポーツ紙ではなかなか存在しない部署です。早速、担当記者を直撃。彼女は日々、ワシントンDCをベースに連邦捜査や政治的な動きなどをスポーツに絡めて取材していました。ESPNへの取材で見えてきたのは、今、日本のメディアに足りない部分「ジャーナリズムとしてのプライド、意地」のようなものでした。


SlowNews | スローニュース

2024年3月28日 11:30


大谷選手の会見(ドジャースの公式サイトより)


大谷翔平選手と水原一平氏にまきおこった違法賭博スキャンダルをスクープしたのは、アメリカのスポーツメディアESPNの「調査報道記者」だった。忖度抜きの独自スクープを連発する凄腕部隊は、試合の結果やスポーツ選手の動向、あるいは週刊誌の後追い記事に追われる日本のスポーツ新聞とはまったく違う。なぜ彼らは「違法賭博疑惑」を掴んだのか。ジャーナリスト・足立真理氏がレポートする。


若者に広がるスポーツベッティング


元通訳の巨額窃盗、違法賭博問題に揺れる米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手がついに重い口を開いた。


ドジャースの大谷翔平選手が3月25日、元通訳の水原一平氏の違法賭博問題に関して記者会見を開いた。大谷選手は自身の関与を否定し、水原氏が自分の口座に勝手にアクセスし、お金を盗んだものだと説明した。


11分ほどの会見では、大谷選手はこれまでに賭けを行ったこともなければ、ブックメーカー(胴元)と連絡をとったこともないと語った。ただ、どのように送金されたのかについては明確な説明はなく、会見でのQ&Aもなかった。事件の真相がまだまだわからないことが多い。


今回、問題になったスポーツベッティング(賭け)は、米国で急成長している。2018年の米最高裁判決以降、州ごとにスポーツベッティングが合法化できるようになった。すでに50州のうち38州が解禁している。オンラインでも手軽にベッティングができるとあって、若年層の間でも急速に広がっている。


業界はギャンブル依存症対策として、胴元となる事業者に対し後払いでの賭けの禁止や、個人の賭け金の総額への上限の設定をさせている。


しかし今回の水原氏が相手にしていたブックメーカーはそうでなかった。掛け金後払いや元金の何倍にも賭けられる違法な取引を繰り返していたとみられる。


送金リストで見つけた「Shohei Otani」


今回の事件報道をリードしたのは米スポーツ専門メディアのESPNだった。ロサンゼルス・タイムズが3月20日に「大谷が巨額窃盗で通訳を告発」との記事を出す前日に、ESPNは水原氏に直接インタビューを行っていた。


これは筆者のあくまでも推測だが、水原氏のインタビュー内容が漏れる前に、ロサンゼルス・タイムズにドジャースがリークしたのではないだろうか。大谷選手を守るために。


いずれにせよESPNは、米連邦捜査局がカジノを巡るマネーロンダリング(資金洗浄)などに関する捜査を実施していたことを掴んでいた。



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