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[original] 明日へのヒント① -- ハワイの銀行のお腹を満たす取り組み

更新日:2020年4月16日

writer Mari Adachi, Editor-in-Chief of Beyond Media


海外の例などを元に外出規制の中でのちょっとした改善策やアイディアなどを紹介していく。

ハワイでは3月25日から全面的に外出規制が発令された。観光業が最大の収入源となるハワイ州にとって、海外からの渡航者の事実上受け入れ停止は相当な決断だっただろう。しかもまだ市中感染がさほど確認されておらず、イゲ州知事の発表時点での感染者数は77人。死亡者も出ていなかった。

ワイキキビーチからも外国人観光客の姿は消えた。人気のダイアモンドヘッドをはじめ、州立公園や観光地は一斉に閉鎖となった。レストランも同様に店内での飲食は禁じられ、店先でのテイクアウトを販売するのみとなった。そこで立ち上がったのが、地元の銀行、セントラルパシフィックバンク(CPB)だった。

 【写真】「テイクアウトの半額を銀行が負担します」のキャンペーン


仕組みは簡単。リストのレストランからテイクアウトを購入する。その食事をフェイスブックやインスタグラムなどにハッシュタグ「#KeepHawaiiCooking」をつけて投稿。その画像とレシートの写真を銀行のメッセージに送る。すると後日、ペイパルによって半額が返金されるというもの。

CPBは1万食を上限にキャンペーンを始めた。外出規制で落ち込んでいたハワイ市民やレストラン関係者にとって明るい話題となり、わずか数日で上限に達した。CPBにとっては苦しんでいる顧客のサポートになる。ハワイ市民も半額でお腹を満たせる上に、地元レストランをサポートできる。レストランにとっては収入アップに加え、購入者がソーシャルで料理をアピールしてくれるため、良いマーケティングになるというもの。なかなか面白い取り組みだ。今回資金を拠出したCPBにはある程度負担はかかるが、企業のCSR(社会的責任)の一環と考えればよいだろう。何もしなければ、銀行も、その取引先である飲食店もじり貧になる。それよりは前向きな、かつ市民を明るくさせるキャンぺーんだと考える。日本の金融機関にも大いに参考にしてもらいたい。

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