top of page
  • 執筆者の写真Beyond Media

[original] 明日へのヒント②海外の首脳の動画

更新日:2020年4月14日

writer Mari Adachi Editor-in-Chief of Beyond Media


安倍首相のナゾの星野源コラボ動画(星野氏はコラボを否定している)が話題になっているが、世界に目を向けてみよう。各国の首脳はどのような動画を配信しているのだろうか。そこには各首脳ならではの温かいメッセージがあった。


<ニュージーランドのアーダーン首相>

ニュージーランドのアーダーン首相は産休を取得したことでも知られているが、イースター(復活際)を前に、動画を配信した。それは子どもにもわかるように、優しい言葉で語りかけている。自分の執務室から配信したり、自宅から配信したりととても馴染みやすい。メッセージは実に明確で、わかりやすい。→ 実際の動画



<イギリスのジョンソン首相>

イギリスのジョンソン首相は新型コロナウィルス感染者であり、ICUに一旦運び込まれたが、4月12日に無事退院した。医療関係者への感謝の言葉を素直に語った。特に重篤な状態にあった自分を48時間常勤で看護してくれた看護師2人に対しては名前をあげて(ニュージーランド出身のジェニーさん、ポルトガル出身のルイスさん)感謝の意を示した。イギリスは独立独歩、EUからの離脱を先頭に立って旗を振っていたジョンシソン首相だが、国境とは関係ない人々の深い慈悲に触れた。

<ドイツのメルケル首相>

ドイツのメルケル首相は3月18日にテレビで国民に語りかけた。「第2次世界大戦以来の試練だ」と述べ、「ワクチンが開発されるまでなんとしてでも感染拡大の速度を遅くしたい、そのためには他者との接触を極力減らしてほしい」と繰り返した。その真摯な語り口にはひき込まれるものがある。 → 実際の動画

(ドイツ大使館の発表文はこちら


<ノルウェーのソールバルグ首相>

ノルウェーのソールバルグ首相は子どもに向けた記者会見も開き、広く国民の理解を得ようとしている。子どもたちからの質問にも答えている。子どもたちに「コロナを怖がってもよいですよ。でも多くの人が感染しないようにしなくてはなりません」と語った。「首相は免疫力を高めるために何をしているか」と聞かれ「たくさん寝るようにしています。・・・私には秘密があるのです。それはブルーベリーが大好きなこと。たくさんブルーベリーを食べて、野菜も食べて運動もわすれずに。ゲームをしすぎて夜更かししないように」など丁寧に語りかけている。→ ロイターのニュース


<番外編:アメリカのトランプ大統領> 

アメリカのトランプ大統領。彼の会見は賛否両論色々とあるが、ほぼ毎日、しかも大概、1時間を超えるような記者会見を開いている点は評価したい。そこには日本と違ってお決まりのシナリオはない。記者が厳しく追及する。それでもトランプ大統領はめげない。時には「君のテレビはフェイクだ」などと言い放ったり、選挙対策めいた話は確かにある。さらに、時々データが危ういこともある。それでも色々な質問に答えようとはしている。これまでの会見では外出規制等を早く解除し、経済を正常化したい、と述べていることが取りざたされているが、トランプ大統領は繰り返し「経済停滞による2次災害を恐れている。もちろん感染者へのケアが第一であり、それが何よりも優先されるべきである」と語っている。若干メディアが煽りすぎている感は否めない。→ 4月13日の動画

閲覧数:70回

最新記事

すべて表示
bottom of page